この記事では、痩せると足のサイズが変わってしまう意外な理由と足のサイズが変わってしまったときの対処法を解説します。
久しぶりに出してきた靴を履いてみたら、「あれ?ゆるいな。」と思ったことはないでしょうか。痩せると足のサイズが小さくなってしまうことがあます。逆に、太ってしまったときは、足のサイズが大きくなってしまうこともあります。
結婚式やお葬式など、急にフォーマルな靴を履かなければいけなくなったときに、しまってあった靴が合わないとちょっと焦ってしまいますよね。
買い替える余裕がなくても、サイズが合わなくなった靴は、履き心地を損なわず調整できることもあります。また、うまく調整できない場合でも、買い替える以外の方法があります。
足のサイズが変わってしまう理由を知り、サイズが合わなくなってしまった靴を何とかしたいあなたにぜひ読んでいただきたい内容です。少し長いですが、最後までお付き合いお願いします。
痩せると足のサイズが変わってしまう意外な理由
痩せると足のサイズが変わり、小さくなってしまうのには以下の理由があります。
- 足のむくみが改善された
- 足についている脂肪が減少した
- 足裏やアーチにかかる負荷が減少した
約5~10kg程度痩せたことで0.5~1.0cm靴のサイズが小さくなってしまう人はめずらしくありません。また、足のむくみが改善された場合は、それほど痩せていなくても足が小さくなってしまうこともあります。
足は、足首やふくらはぎ・太ももだけでなく、足の甲やかかと、足裏、足指にもむくみは起こります。朝はすんなり履けていた靴なのに、夕方になるときつく感じることがありますが、これは足の甲やかかと、足裏、足指のむくみによるものです。
また、身体の他の部位ほどわかりやすくはないのですが、足にも脂肪がついているので痩せるとサイズが小さくなります。
さらに、体重が減少することで足裏のアーチにかかる負荷が減るので、もともとアーチがつぶれてしまっていた人は足のアーチが復活してきて、サイズが小さくなることがあります。
靴が合わなくなるのは残念ですが、足のサイズが小さくなることは、足のむくみの改善や足のアーチが復活したことが理由のケースも多く、うれしい変化でもあるのです。
体重が増えた場合は、逆のことが起こり、サイズが大きくなります。体重が増えたときは、足裏にかかる負荷も増えているので、足のサイズが大きくなっている人は、むくみと足裏のアーチに注意してみましょう。
足のアーチについては、以下の記事で記載しているので、参考にしてみてください。
足のサイズが変わったときの対処法
足のサイズが変わった場合、靴を買い替える以外には、以下の方法があります。
- ストラップや靴ひもで調整する
- インソールを使用する
- 靴擦れが起こりそうな場所にはパッドを使用する
- 革や布を伸ばす
- 使用目的に合わせてレンタルする
ひとつずつ解説していきます。
ストラップや靴ひもで調整する
まず、足のサイズが変化すると足長も変化しますが、大きく変化するのは、多くの場合、足幅と甲の高さです。足幅と甲の高さが減少すると、ゆるくなった靴の中では足が大きく動いてしまい、足の前滑りや靴擦れが起こりやすくなります。
靴の中で足が大きく動くのを防ぐため、ストラップや靴ひもがあるタイプの靴ならば、まず、ストラップや靴ひもで調整してみましょう。ストラップや靴ひもをしっかり締めることで、靴の中で足が大きく動くのを抑え、足の前滑りや靴擦れが起こりにくくなります。
逆に、足のサイズが大きくなってしまった場合は、ストラップや靴ひもをゆるめ、適度なホールド感で靴を履けるよう調整してみましょう。
インソールを使用する
足のサイズが小さくなった場合、サイズ変化が大きくてストラップや靴ひもでは調整しきれないときや、ストラップや靴ひもがない靴のときは、インソールを使用してみましょう。
インソールは、さまざまなタイプがあるので足全体のサイズ調整だけでなく、かかと部分やつま先部分のみ、足のかかと側半分などの調整も可能です。
逆に、足のサイズが大きくなってしまった場合は、靴がインソールを交換できるタイプであれば薄手のインソールに入れ替えてみましょう。スペースに余裕が生まれ、再び履けるようになる可能性があります。
私は、もともと甲薄で幅狭の足なので、特に痩せて足が小さくなってしまったときは、インソールや靴ひもで調整し、靴の前滑りが起こらないように工夫しています。
足裏サポート機能があるインソールを使用すると、履き心地がよくなるだけでなく、安定して歩けるようになります。さらに、足が小さくなってしまった場合は、脂肪が落ちたことで少なくなってしまった足裏のクッションを補ってくれるので、とくにおすすめです。
以下の記事で、さまざまなタイプのおすすめインソールを紹介しているので参考にしてみてください。
靴擦れが起こりそうな場所にはパッドを使用する
足のサイズが小さくなった場合は、靴ひもやインソールで調整しても靴擦れが起こりそうな場所には、あらかじめパッドを貼っておくのがおすすめです。
以下の記事で、靴擦れ防止パッドを紹介しているので参考にしてみてください。
革や布を伸ばす
足のサイズが大きくなってしまった場合は、ストレッチャーを購入して靴の革や布を伸ばすと再び履けるようになる可能性があります。自分で行う場合、伸ばせるのは1cm程度までです。あまり伸ばしすぎると靴が壊れてしまう可能性があるので注意しましょう。
前項で紹介している「靴擦れの予防法と靴擦れ対策にもっておきたいアイテム」の記事にストレッチャーを紹介しているので参考にしてみてください。
使用目的に合わせてレンタルする
シンプルな黒やダークカラーのパンプス・革靴は、流行に関係なく繰り返し使えるのでサイズが合わない場合は購入してもいいと考える人も多いと思います。
しかし、結婚式や謝恩会などで履く華やかなデザインのパンプスは、人によっては履く機会が少ない上、値段も高いのでサイズが変わったからといって買い替えをためらう人も多いのではないでしょうか。
そんなあなたには、靴をレンタルするという方法もあります。豊富なデザインの中から、今流行しているデザインを選べるメリットがある他、買い替えるよりは安く済みます。
レンタルの場合は、落ちない汚れや目立つ傷をつけてしまうと、レンタル品を購入した場合の5~10割程度の金額を支払うことになってしまうので注意しましょう。
悪天候のときや、会場まで電車や徒歩で移動する場合は、会場に着いてから履き替えるのが無難です。また、万が一、落ちない汚れや傷をつけてしまった場合の補償プランをつけられるレンタルショップもあります。
靴のサイズが変わっても対処は可能
靴のサイズが変わってしまっても、0.5~1.0cm程度までであれば、足の形や靴の形にもよりますが対処できることもあります。靴を買い替える余裕がないときには、ぜひ試してみてください。