ダイエットって一時的に痩せることはできても、痩せたときの体重をキープするのが難しかったりしませんか?しかも40代以降になると、すぐに太るのに痩せるのは難しく、せっかく痩せてもリバウンドしたり、そもそもハードなダイエットは体力・気力が持たないので、できなかったりましますよね。
この記事では、40代からでもできるリバウンドしない痩せ方のコツから、食事や生活の中でできる具体的な方法を紹介します。
リバウンドしない痩せ方のコツ!40代からは無理せずコツコツ
40代からのリバウンドしない痩せ方のコツは、無理せずコツコツ続けられるような方法を見つけて実行することです。
無理せずコツコツ続けられるような方法でなくてはならない理由は、急激に痩せるとリバウンドしやすいことや、体力や筋力が衰えて生活に支障が出てしまうことなどがあげられます。
さらに、10代、20代の頃のような体力・回復力がないので無理な方法ではまず続けられません。無理な方法で痩せてしまうと筋肉から痩せてしまい、疲れやすく生活に支障が出るばかりか、筋肉が減ることでただでさえ加齢とともに下がりがちな基礎代謝がさらに下がり、太りやすい体になってしまいます。
年齢 | 性別 | 基礎代謝(kcal/日) | ピーク時からの減少率(%) |
---|---|---|---|
15〜17 | 男 | 1570 | (基礎代謝ピーク時) |
50〜69 | 男 | 1380 | 12 |
12~14 | 女 | 1350 | (基礎代謝ピーク時) |
50〜69 | 女 | 1100 | 18.5 |
無理のない方法で痩せたほうが、リバウンドしにくく健康的に痩せられるうえ、太りにくい体をキープできます。
リバウンドしない痩せ方の具体的方法!40代以降でも楽にできる!!
無理せず続けられる具体的な方法は以下になります。
- 楽してできる断食や短期スパンでのカロリーコントロールの導入
- 筋力をキープする適度な運動
- 湯船につかる入浴
楽々できる!食べすぎ防止の食生活
食べすぎを防止しつつ、楽に続けられる健康的な食事法には、「16時間断食」や「3日以内のスパンで摂取カロリーをコントロールする」などがあります。
16時間断食
「16時間断食」は、楽に食べすぎを防止できる方法です。しかも、必ず毎日やる必要はなく、ストイックに実行するのは週に1回以上、あとはできるときだけで十分。短期間で劇的に痩せることはできませんが、続けることで健康効果があり、しかも慣れてくるとあまり苦労せずできるようになります。
- 脂肪が分解され、エネルギーとして使われる
- 古くなった細胞が内側から新しく生まれ変わる(オートファージ)
- 内臓が休まる
- 肌の調子が整う
やり方やルールは以下になります。
- 16時間以上、食べない時間を設ける(例:20時までに夕食をすませ、朝食を抜き、翌日の12時に昼食をとる)
- 16時間の断食時間中は、できれば水や白湯のみで過ごす
- 空腹に耐えられない場合、糖をほぼ含まない食品を食べてしのぐ
<断食時間中食べてもよい食品一例>
・糖を含まず消化のよいもの(無糖ヨーグルトやチーズ等)
・バターコーヒー
・低糖質※のナッツ(注意点:よく噛む)
※低糖質ナッツの一例:ブラジルナッツ、ピーカンナッツ、マカダミアナッツ、ピーナッツ、くるみ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなど
私は、夕飯を早めの時間に食べた翌日にきちんと実行していますが、せいぜい週に1日程度です。それ以外の日は、朝食をバターコーヒーと無糖の豆乳ヨーグルトのみとし、昼と夜は普通に食べて、断食時間も14時間程度でおこなっています(16時間断食がベストなのですが、12~14時間程度でも効果ありとする学説もあります)。
断食の時間以外は、気分でおやつを食べたり、夜は晩酌したりすることも。そして、体調が悪いときはやらないようにしています。この程度のやり方でも十分効果を実感しています。よほどドカ食いしないかぎり太りませんし、そもそも胃が小さくなってくるのでそんなに大量には食べられません。
むしろ食べすぎよりも、栄養バランスよく食事をとることの方が重要です。断食していない8時間は何を食べてもよいので、空腹が我慢できなければ3食、食べてもいいのですが、生活のリズムなどの都合で2食になってしまう人が大半だと思います。
この時、2食しか食べられないからといって、好きなものばかり食べてしまうのはNG。体調不良や肌トラブルの原因となってしまいます。
また、断食の時間中は、耐えられないのであればドカ食いを防ぐためにも、無理せず、無糖のヨーグルトやチーズなど糖を含まない消化の良い食べ物や、低糖質のナッツ類をよく嚙んで食べてしのぎましょう。バターコーヒーも糖を含まないうえ、腹持ちがよく、体があたたまるのでおすすめです。
バターコーヒーの材料は、以下です。
- 無塩の発酵バターか無塩のグラスフェッドバター
- MCTオイルかココナッツオイル
- コーヒー
つくり方は簡単で淹れたコーヒーの中に、無塩バターとMTCオイルかココナッツオイルを入れ、ブレンダーやクリーマー、ミキサーなどで混ぜるだけです。興味のある人は、動画を参考に試してみてください。
短期スパンでカロリーをコントロールする
3日以内の短期スパンでカロリーをコントロールする方法です。1日単位で食べる量や摂取カロリーを決めて守る方法でもよいですし、2~3日単位で調整する方法でもOK。モデルやアスリートなどはこの方法を取り入れている人が多いように思います。
ポイントは2日以上連続で高カロリー摂取しないことです。要は、体に脂肪として蓄積される前に調整して、なかったことにしてしまおうという原理です。
摂取カロリーを、多く食べてしまった分だけ抑えればいいので、カロリーの高い料理やデザート・お菓子などを食べてしまった次の日は、食事を揚げ物なしの蕎麦や和食にするなど工夫すれば意外と簡単にできます。
あまりにもたくさん食べてしまった日は、1日で無理に調整しようとせずに2日に分けて調整してもよいでしょう。私は、16時間断食とこの短期スパンで摂取カロリーをコントロールする組み合わせで、ヨガで痩せた後も、ほぼリバウンドなく過ごせています。
適度な運動で太りにくく痩せやすい体に!老後のQOLも向上
リバウンドしない痩せ方では、適度な運動は必須です。ハードな運動をする必要はありませんが、運動不足の人は、筋肉の衰えを防ぎ、基礎代謝が下がるのを少しでも食い止める程度には運動しましょう。40代以降では、痩せるときは顕著に筋肉から痩せていきますので、筋肉の減少を少しでも防ぐために運動が必要なのです。
運動はヨガやウォーキングが手軽でおすすめですが、自分にあっているものならば何でもかまいません。ヨガは、痩せやすい体づくりに最適なうえ、健康効果も高く、運動が苦手な人でもできるのでおすすめです。私も週に1~2回のヨガを8年ほど続けています。
今はオンラインで0円からお試しできるヨガ教室もあります。以下の記事でヨガ初心者の疑問に答える記事を書いているので、参考にしてみてください。
また、ウォーキングも手軽にできるので外に出るのが億劫でない人にはおすすめです。都市部で電車通勤している人は、会社の一駅前で降りて歩くなど、通勤時間を利用することもできます。そして、正しいフォームで歩けば、効果的に筋肉をつけることが可能です。以下の記事でウォーキングについて書いているので参考にしてみてください。
適度な運動は、リバウンドしないだけでなく、老後のQOL(クオリティオブライフ)向上のためにも取り入れたほうがよい習慣です。思うように動けなくなってしまっては、生活の質が大きく下がってしまいますので、運動不足の人は老後のためにも少しずつ運動するようにしましょう。
湯船につかる入浴はダイエットの味方!
リバウンドしない体づくりでは、入浴時に湯船につかるのもおすすめです。新陳代謝を促進し、血液やリンパ液の流れがよくなるので、全身の巡りがよくなり、痩せやすい体になります。
そして寝る前につい食べてしまいがちな人にも湯船につかる入浴はおすすめです。内臓に血液が集中すると空腹を感じやすくなるので、消化が落ち着く食後1時間以上たったら入浴すると寝る前の食欲を抑えることができます。
さらに、湯船につかる入浴では、お風呂の入り方を工夫することでダイエット効果もあります。3~5分間湯船につかり、その後5分ほど休憩し、再度3~5分間湯船につかるという流れを2~3回繰り返すと300kcalほどカロリー消費できるのです。
他にも湯船につかる入浴にはさまざまな効果があります。以下の記事も参考にしてみてください。
リバウンドしない痩せ方!40代の楽々ダイエットまとめ
リバウンドしない痩せ方とは、日常生活の中で無理しないでできるダイエット法です。食べすぎやカロリーのとりすぎを抑え、適度な運動や湯船につかる入浴などを続けることで、リバウンドせず痩せた体重を維持できます。
これらの方法は、リバウンドしないだけでなく、美容効果や健康効果も高い方法なので、ぜひ実践してみてください。