立方骨とは、足の甲の中心からやや外側に位置する四角錘の形をした骨です。
ちょうど、ピラミッドやテントのような形ですね。
立方骨は、足の外側にある、かかと足指の付け根付近を結ぶ縦方向のアーチの頂点に位置し、足にかかる体重や負荷を支えるのに重要な役割を担っています。
さらに、立方骨は、足の土踏まず部分を通る縦方向のアーチや、足指の付け根付近に位置する横方向のアーチにも大きな影響を及ぼすキーパーツでもあります。
では、立方骨の役割と立方骨を支えるインソールの効果についてみていきましょう。
立方骨が果たす役割

足のアーチは、足指の付け根付近に位置する横方向のアーチと、かかと足指の付け根付近を結ぶ縦方向のアーチがあります。
縦方向のアーチは足の外側と内側にあり、ちょうど横方向のアーチと合わせて三角形を形成しています。
足の外側にある縦方向のアーチには、体重や足にかかる負荷を支え安定させる役割があり、立方骨はこの足の外側にある縦方向のアーチを支える要となる部位なのです。
立方骨が下がってしまうと足はどうなる?
足裏がバランスよく使えておらず、足の外側にばかり体重がかかってしまう立ち方や歩き方の方は足の外側のアーチがつぶれ、立方骨が下がってきてしまいます。
立方骨が下がってくると、足の親指の付け根部分が浮いてきます。
すると歩くときに足の親指の付け根部分でうまく地面を踏めなくなってしまうのです。
歩くときの体重移動は、かかと・足の外側・親指の付け根・足指の順になるのが理想的な状態ですが、足の親指の付け根部分が浮いてくると、理想的な状態での体重移動はできなくなってしまいます。
O脚や内またの方は、足裏がバランスよく使えておらず、足の外側にばかり体重がかかってしまう立ち方や歩き方になってしまう傾向がみられます。
立方骨が下がってくると起きるトラブル

立方骨が下がってくると、さまざまな足や身体のトラブルを招きます。
まず立方骨が下がってくると足の内側がハイアーチになりがちです。
すると立方骨の隣にある楔状骨と呼ばれる骨が外側に移動していき、第1中足骨(親指の付け根の骨)も引っ張られて外反母趾になってしまうのです。
身体にも影響が現れます。
立方骨が下がってくると、足の親指の付け根部分が浮き、うまく地面を踏めなくなってしまいます。
すると膝に負担がかかり、膝の負担や歪みを補正しようと今度は腰に負担がかかってくるのです。
最終的には、腰の負担を軽減し、バランスをとろうとして肩や首に負担がかかるという悪循環となってしまいます。
立方骨を支えるインソールの効果

立方骨を支えるインソールは、特許技術である「BMZ cuboid balance」理論に従って開発されたものです。
外側の縦方向のアーチは、体重や足にかかる負荷を支え安定させる役割を、内側の縦方向のアーチは歩くときのスムーズな体重移動や推進力生む役割を持っています。
従来のインソールのように内側の縦方向のアーチのみを支えるのでは、土踏まずを圧迫することになり、内側の縦方向のアーチがもつ運動機能が妨げられてしまいます。
さらに外側の縦方向のアーチサポートも不十分です。
「BMZ cuboid balance」理論では、「立方骨」を押し上げて外側の縦方向のアーチを支え、かつ外側の縦方向のアーチと内側の縦方向のアーチをバランスよく支えることで運動を妨げず、安定して立つことのできる機能を実現しています。
立方骨を支えるインソール使用すると、足の状態や立ち方・歩き方が改善され、身体のバランスも整っていきます。
まとめ
立方骨は、外側の縦方向のアーチを支える重要な役割を担っています。
立方骨を支えることで、外側の縦方向のアーチが効果的に機能するようになります。
内側の縦方向のアーチとともにバランスよくサポートすることにより、足の状態や立ち方・歩き方が改善され、身体のバランスも整っていくのです。
TENTIALのインソールは、この「BMZ cuboid balance」理論に基づいて作られたインソールです。
立方骨を支えるインソールは、足の外側にばかり体重がかかってしまう立ち方や歩き方になってしまう方におすすめです。