巻き爪が痛い!腫れた!こんな場合の対処方法や予防方法を解説

この記事では、巻き爪で「痛い」「腫れた」と感じた場合の応急処置法や、巻き爪にならないための予防方法を解説していきます。

巻き爪は、爪の端が内側に丸まってしまう症状です。陥入爪は、爪の角が皮膚に食い込んでしまい、炎症をおこしてしまう症状で、痛みや腫れを伴います。どちらも足の親指に多く見られ、巻き爪がおこると陥入爪がおこりやすくなり、巻き爪と陥入爪は併発することが多いのが特徴です。

この巻き爪、症状としては目立ちにくいのですが、症状が進行してくるととにかく痛い!ものです。私も以前は左足の親指の爪がかなり巻き爪だったのでよくわかります。巻き爪は、間違った対処を繰り返すと悪化してしまう厄介な症状でもあります。

でも安心してください。巻き爪は適切な対処で改善することが可能で、症状が改善した後は予防を徹底することでほとんど巻き爪にならないようにすることが可能です。

巻き爪に悩むあなたにはぜひ読んでいただきたい内容です。少し長いのですが、最後までお付き合いください。

目次

巻き爪で痛い!腫れた!こんな場合の対処方法

巻き爪3

「巻き爪」から「陥入爪」になってしまうと強い痛みが出て腫れることがあります。応急処置としては、市販のテープやクリップでケアする方法があります。

自分で爪が刺さっている部分に米粒大のコットを詰めて刺さっている爪を持ち上げる方法もありますが、コットンの量を調整するが難しいので市販の巻き爪専用のテープやクリップを使うのがおすすめです。

テープの場合は、爪が食い込んでいる部分にテープを差し込み押し上げるようにして貼ります。爪の食い込みが軽減され、爪が直接当たらないので痛みが軽くなります。

巻いてしまった爪をまっすぐにするには、クリップを使うのがいいでしょう。巻き爪専用のクリップを爪に装着すると、クリップがまっすぐに戻ろうとする力がかかり、爪の巻き込みが軽減され、痛みが軽くなります。

さらに、腫れている場合は、患部に刺激を加えないように注意しながら消毒しておきましょう。膿が出ている場合は、自分で無理に出そうとせずに必ず足専門のクリニックや皮膚科などで診察をうけ治療してください。

これらはあくまでも応急処置なので「陥入爪」になってしまいひどく痛いと感じたり腫れていたりする場合や、巻き爪の巻きの度合いが強かったり、爪が薄かったりして市販の専用テープやクリップが使えない場合も、足専門のクリニックや皮膚科などで診察をうけ治療しましょう。

足専門のクリニックや皮膚科などでは、痛みが少なくなるようにテーピングなどのケアをしてくれるので症状を改善できます。さらに、巻いてしまった爪を、まっすぐにするようなワイヤーやプレート状のものを取り付けたり、綿やチューブのようなものを爪の食い込み部分に取り付けたりする方法で治療してくれます。

巻き爪で痛い!腫れた!とならないための予防方法

nail cut

巻き爪は、巻き爪の原因を知り、爪の切り方を工夫することや、インソールなどを使用し、足指をしっかりと使って歩くことで予防できます。陥入爪まで症状が進み、痛みが出る前にケアしてあげましょう。

巻き爪の予防方法①巻き爪の原因を知る

巻き爪の原因は、4つあります。

  • 足指がうまく使えていない、使われていない(「浮き指」や寝たきりなど)
  • 間違った方向からの過剰な力(「外反母趾」や「偏平足」)
  • 足指にかかる荷重が不均一(「外反母趾」や「偏平足」)
  • 深爪

爪は、立ったり歩いたりするときに、指の腹側である真下からの圧力を受けて、爪の形状を平らに保っています。爪はこの圧力を受けていない状態では、だんだんと丸まっていくのです。

「浮き指」や寝たきりなどで足指が使われていない状態になると、この圧力を受けなくなるため爪の形状を平らに保てず、巻き爪になってしまいます。

また、「外反母趾」や「偏平足」で足の親指がねじれ、本来真下から受けるはずの圧力を違う方向から受けてしまうと、よじれた皮膚が爪に押し付けられるような形で巻き爪になっていきます。

この他、深爪も巻き爪の原因です。深爪の状態では、立ったり歩いたりして足指に負荷がかかったときに、本来圧力を受け止めるための爪がないので爪の先の皮膚が盛り上がってきます。

すると爪は、まっすぐ伸びることができなくなり巻き爪となってしまうのです。

巻き爪の予防方法②爪の切り方

巻き爪にならいように爪を切るには、爪を切る際に爪の端を切り落とすのは角を少し落とす程度にして、なるべくまっすぐなラインで爪を切るようにしてください。さらに深爪にならないように注意します。

爪が厚くなってしまい、自分でうまく爪を切ることができないという場合は、足専門のクリニック、専門のフットケアサロンにいってみましょう。巻き爪にならないよう正しく爪を切ってくれます。

私も数年前までは左足の親指の爪がかなり巻き気味だったのですが、爪の切り方を改善し、インソールを使い始めたことやヨガで立ち方を改善したことで、巻き爪になりにくくなりました

巻き爪の予防方法③歩き方や靴の改善

巻き爪の予防方法では、足指をしっかり使って立ったり歩いたりすることが大切です。

足指が使われていない「浮き指」の人や、「外反母趾」や「偏平足」で足の親指がねじれて本来受けるはずの方向とは違う方向から圧力を受けてしまっている場合も、改善する必要があります。

それには靴を見直し、歩き方や立ち方を改善していくことが大切です。足指をしっかり使って歩くための足裏のサポートや、「浮き指」「外反母趾」「偏平足」などで足指が正しく使われていない状態を改善するのにインソールが効果的なので取り入れてみましょう。

足指が正しく使えるようになるインソール「TENTIAL INSOLE」をチェック

巻き爪で痛い!腫れた!となってしまう原因

巻き爪2

爪は本来、ほぼ平らになっているのが健康な状態です。緩やかなカーブを描いているものの、爪の端が強いカーブで丸まってくることはありません。しかし、巻き爪ではストローのように爪の端が強いカーブを描いて丸まってきます。

こうなると丸まってきた爪の端が、皮膚に食い込み陥入爪となってしまいます。陥入爪は巻き爪以外の原因でも起こりますが、巻き爪が原因で起こることが多いのです。

陥入爪の原因

陥入爪の原因は、3つあります。

  • 巻き爪
  • 「開帳足」や「足の前滑り」
  • 爪の端の切り残しや深爪

巻き爪の状態では、爪の端が強いカーブで丸まってくるため、皮膚につきささり陥入爪になるケースが多くみられます。また、「開帳足」や「足の前滑り」などでつま先に強い圧力がかかり続けると、圧迫された爪が皮膚に食い込み陥入爪になりやすくなるので、注意が必要です。

ハイヒールやパンプスなどつま先部分にばかり負荷がかかる靴は長時間履かないようにしましょう。また、「開帳足」や「足の前滑り」の改善にもインソールは効果があります。

開帳足や足の前滑りを予防するインソール「TENTIAL INSOLE」をチェック

わずかに切り残した爪の端が皮膚につきささり陥入爪になることもあります。この痛みに耐えかねて、爪の端をたくさん切り落として深爪の状態になってしまうと、爪が伸びてきたときに巻き爪になり、また爪の端が皮膚につきささります。

この繰り返しで症状が悪化していきますので爪の切り方には注意しましょう。

巻き爪で痛い!腫れた!とならないために

巻き爪で痛い、腫れたとならないためには、まず爪の切り方に注意し、深爪にならないようにします。

さらに、足指をしっかり使って立ったり歩いたりすることが重要です。それには靴を見直し、インソールを使うなどして歩き方や立ち方を改善していきましょう。

足指が正しく使えるようになるインソール「TENTIAL INSOLE」をチェック

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる