「足底筋膜炎」は、医学的な正式名称を「足底腱膜炎」といい、足裏部分に位置する腱組織や筋膜に炎症が起こっている状態です。
「足底筋膜炎」の症状改善にインソールは効果的です。では、なぜ「足底筋膜炎」にインソールの使用が効果なのでしょうか。さっそく解説していきます。
足底筋膜炎だと何が起こる?
「足底筋膜炎」は、発症するとかかとや土踏まず部分に強い痛みが出て、ひどくなると歩行も困難になってしまいます。
「足底筋膜炎」では、動き始めがつらく、足底筋膜が温まってくると痛みが軽くなるという特徴があります。朝起きて最初に歩き始めるときや、長時間座った後、立ち上がって歩き始めるときに痛みが出るのです。
発症するのは主に40,50歳代以降の中高年に多いのですが、長距離を走ったりジャンプしたりすることの多いスポーツ選手にも多く見られます。
足裏部分に位置する腱組織や筋膜は、歩いたり走ったりする際の衝撃を吸収する役割があります。まさに自分自身が持っている天然のインソールのようなものです。
しかし、足裏に強い衝撃や負荷を加え続けると腱組織や筋膜に炎症が起こり、「足底筋膜炎」を発症してしまうのです。
足底筋膜炎のチェック方法
「足底筋膜炎」の疑いがあるかどうかは、以下のような方法で、簡単にチェックできます。方法は以下のとおりです。
- 足裏のかかとと土踏まずの境目付近を指で強めに押してみる
- 足裏の足指の付け根部分の下側を指で強めに押してみる
- 足裏の土踏まずの真ん中付近を指で強めに押してみる
- 足裏を地面から離してつま先を上げ、足の親指を手でつかみ甲側にそらせてみる
チェック①~④をおこない、痛みが出るようであれば「足底筋膜炎」の疑いがあります。
下の動画に「足底筋膜炎」の疑いがあるかどうかをチェックする詳しいやり方がありますので、興味のある方は下の動画を見てチェックしてみてください。
チェック①~③のいずれかに当てはまり、かつチェック④にも当てはまるようであれば「足底筋膜炎」の可能性が高いので、さっそくケアしていきましょう。
足底筋膜炎の原因
「足底筋膜炎」には、3つの原因があります。
1つずつ解説していきます。
足裏に大きな負荷がかかっている
足裏部分の腱組織や筋膜に大きな負荷がかかる要因は、「負荷の高いスポーツ」「立ち仕事」「肥満による体重増加」「底の薄い靴を履いている」「合わない靴を履いている」などがあげられます。
「負荷の高いスポーツ」では長い距離を走ったり、ジャンプを繰り返したりするため、衝撃を吸収する役割がある足裏部分の腱組織や筋膜に大きな負荷がかかります。スポーツ選手に「足底筋膜炎」が多いのはこのためです。
「立ち仕事」では長時間にわたって立ち続けることで、「肥満による体重増加」では支えなければならない重さが増えたことで、大きな負荷がかかっている状態です。
「底の薄い靴を履いている」場合は、衝撃が足裏に伝わりやすく、やはり足裏部分の腱組織や筋膜に大きな負荷がかかります。
底の薄い靴って、足が疲れますよね。それだけ足裏部分の腱組織や筋膜に大きな負荷がかかっているのです。
「合わない靴を履いている」場合では、足指をうまく使えないため後ろ重心となり、かかと部分に負担がかかり、その結果、腱組織や筋膜にも負担をかけることになります。
加齢や運動不足による筋力の低下
「加齢や運動不足による筋力の低下」は、足の縦アーチ崩れを引き起こし、「偏平足」の状態になります。「偏平足」の状態では、足にかかる衝撃や体重を負荷分散できず、後ろ重心となります。
すると、かかと部分に負担がかかり、足裏部分の腱組織や筋膜にも負担をかけることになります。
足首の柔軟性がない
足首は、足裏部分の腱組織や筋膜と同様に歩いたり走ったりする際の衝撃を吸収する役割があるのです。
「足首の柔軟性がない」状態では、この衝撃を吸収する役割が果たせず、足裏部分の腱組織や筋膜だけで衝撃を吸収することになってしまい、大きな負荷がかかります。
足底筋膜炎の改善に必要なこと
「足底筋膜炎」の痛みを改善するためには、足裏部分の腱組織や筋膜の負荷を軽減させてあげることが大切です。
高機能で自分に合ったインソールを使用することで、簡単に足裏部分の腱組織や筋膜の負荷を軽減できます。
足裏部分の腱組織や筋膜の負荷を軽減すると、「足底筋膜炎」からくる痛みを和らげることができ、軽症の場合はだんだんと痛みは少なくなっていきます。
高機能で自分に合ったインソールで足裏部分の腱組織や筋膜にかかる衝撃を低減し、負荷を軽減できますので、継続してインソールを使用することをおすすめします!
足の疲れや負荷軽減におすすめのインソール「TENTIAL INSOLE」について、かかとや土踏まずに痛みを抱える人が実際に使用してみた感想や商品の詳細を載せている記事がありますので、こちらも参考にしてみてください。