ハンマートゥとは?ハンマートゥにインソールが効果的な理由も解説!

「ハンマートゥ」とは、足の親指以外の指が、ものをつかむように地面側に曲がったまま伸びなくなってしまう症状のことです。足の親指以外の指がくの字に曲がり、つま先がハンマーのようにみえることからこう呼ばれています。

「ハンマートゥ」の予防や軽い症状の改善、症状の進行を食い止めるのにインソールの使用は効果的です。では、なぜインソールの使用が「ハンマートゥ」の予防や軽い症状の改善、症状の進行を食い止めるのに効果的なのでしょうか。

さっそく解説していきます。

目次

ハンマートゥだと何が起こる?

ハンマートゥ2

「ハンマートゥ」では、まず足指の先や足指の甲側の関節、足指の付け根部分にタコや魚の目ができます。足指が曲がった状態なので、このタコや魚の目が歩くたびに靴にあたり、痛みを伴います。

また、「ハンマートゥ」では「浮き指」同様、足指がうまく使えていない状態です。この状態では、立ち姿勢や歩く姿勢にも変化が起こってきます。

足指で身体を支えられていない分、かかとや足指の付け根部分に負担がかかり、下半身は後ろ重心となり、上半身は前傾姿勢になります。

いわゆる猫背の状態です。この状態を放置すると、身体は足のバランスの悪さを補正しようとして、膝を軽く曲げるようにしてバランスをとろうとします。

この膝の負担や歪みを補正しようと腰に負担がかかり、腰の負担を軽減し、バランスをとろうとして肩や首に負担がかかるという悪循環となってしまうのです。

さらに、立ち姿勢のバランスが悪いことや足指がうまく使えていないこと、つま先が上がりづらいことなどから転びやすくもなります。

ハンマートゥのチェック方法

「ハンマートゥ」は、足の皮膚の状態と踏み込んだ時の足指の状態をチェックすることでわかります。

  1. 足指の先や足指の甲側の関節、足指の付け根部分にタコや魚の目はないか
  2. かかとを地面につけた状態で踏み込んだ時やつま先に重心をかけたときに指が曲がっていないか

両方に当てはまるようなら「ハンマートゥ」の疑いがあります。

ハンマートゥの原因

ヒールと痛み

「ハンマートゥ」の原因は、以下の7つです。

  • 靴が足のサイズや形状に合っていない
  • 靴を履いたときに、足の甲やかかと部分がしっかりとホールドされていない
  • つま先周辺部分に、体重や負荷がかかる靴を長時間履いている
  • 老化や運動不足による筋力低下 体重増加による負荷の増大
  • 「浮き指」「開帳足」「外反母趾」「偏平足」など足のトラブルを抱えている
  • 立ち姿勢のバランスがかかと重心

足のサイズや形状に合っていない靴や足の甲やかかと部分がしっかりとホールドされていない靴では、「足の前滑り」がおこり、足指は靴のつま先部分に押し付けられ、前に滑らないようにと地面をつかもうとします。

こうして、足指は縮こまるように曲がってしまうのです。

また、ハイヒールのようなつま先部分に負荷がかかる靴を長時間履いていると、同じように靴のつま先部分に押し付けられた足指は地面をつかもうとし、縮こまるように曲がります。

この状態が長く続くと「ハンマートゥ」となってしまうのです。

「ハンマートゥ」の原因は、同時に「浮き指」や「開帳足」、「外反母趾」の原因でもあります。

実際、「浮き指」や「開帳足」、「外反母趾」、「偏平足」といった足のトラブルを抱えている方は、同時に「ハンマートゥ」でもある場合が多いのです。

ハンマートゥの改善に必要なこと

指まっすぐの足

「ハンマートゥ」を改善するには、「足の前滑り」を防ぎ、足指をしっかりと使って、立ったり歩いたりすることが最も重要です。

足の状態が改善されると、歩き方や立ち方のバランスも整ってきます。

また、ハイヒールやパンプスなどの、つま先部分に体重や負荷がかかる靴をなるべく履かないようにしましょう。

さらに「浮き指」や「開帳足」、「外反母趾」、「偏平足」といった足のトラブルを抱えていると「ハンマートゥ」になりやすいので、これらの症状がある方は改善していきましょう。

「ハンマートゥ」は重症になり、足指が曲がったまま固着してしまった状態では手術するしか改善する方法はありませんが、手で足指を伸ばすことができるのであればインソールやストレッチで改善が可能です。

インソールの使用は、足の状態の改善や歩き方や立ち方の改善、足のトラブルの改善すべてに効果的ですので、自分に合った高機能なインソールを継続して使用するのがおすすめです。

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